今回のセンター試験を受ける高校3年生は、前の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」で全教科を学んだ最後の学年。

一つ下の学年は、学習内容や授業時間を増やした新教育課程で履修しているため、浪人すると、「脱ゆとり世代」がライバルになり、「志望校合格がさらに厳しくなる」と危機感を持つ受験生もいる。

 ゆとり教育は、「詰め込み教育」の反省から、小中学校で2002年度、高校では03年度に始まり、学習内容や授業時間が削減された。しかし、学力低下が指摘され、国は方針を転換。新課程が09年度から小中高で段階的に導入されてきた。高校では現在の1年生は全教科を、2年生は理科と数学を新課程で学んでいる。

 大阪大会場で受験した追手門学院高3年の女子(18)は京都教育大を志望。「来年は数学などは広い範囲から出題されると聞いている。絶対に今年、合格したい」と表情を引き締めた。一方、神戸大経営学部を志望する大阪府立春日丘高3年の男子(18)は「『脱ゆとり世代』と競いたくないと言うより、早く大学に入って海外留学などで見聞を広めたい」と話した。

(2014年1月18日13時21分 読売新聞)