どういうモノかよくわからないけど普通に使っている日本語ベスト5

 1位は「へなちょこ」でした。漢字で書くと「埴猪口」。猪口はご存じ、お酒を飲む小さな器のこと、「埴」は土器、陶器などの材料となる粘土です。昔の材質が悪い猪口は、お酒を注ぐと底からプクプク泡がでたとか。そこで、「粗末な猪口」となり、猪口以外のことでも粗末なものを指して言うようになったそう。

 2位は「うだつ」でした。梁と棟木を支える短い柱のことを「うだち」と言い、それが「梁の上」に立てられなければ家が建たないことからそう言われたそう。もう一つは、隣家との間に張り出して作られた、小屋根付きの防火用の壁、「卯建」のこととも言われています。

 3位「とど」は、アシカ科の動物ではありません。「とど」とは、からすみでおなじみの魚「ボラ」のこと。ボラは出世魚で大きくなるにつれ、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドとなります。つまり、最終的に「とど」になるのでそう言われているとか。

 4位は「地団駄」です。これは、古来の製鉄法「たたら製鉄」からきています。鉄を溶かすために、足で踏むタイプの「ふいご」で空気を送りますが、それを「地踏鞴(じたたら)」と言い、言葉が転訛したもの。熱い中、一生懸命ふいごを踏む姿が、悔しがる様子に見えたのでしょうね。

 5位「相槌」も鉄に関係があります。熱した鉄を、師匠と弟子、2人が交互に槌で打つわけです。そのトン、カン……という音色のタイミングから、相手の言葉に反応する様子に使われるようになりました。鍛冶も、言葉も、タイミングを誤るとタイヘンですね。