学校崩壊とともに重大問題であるのが、学力崩壊だ。早慶クラスの経済学部の学生の七〇%以上が、中学レベルの二次方程式が解けないという。

学力が相当に低下しているのだが、さらに二〇〇二年から「ゆとり教育」が実施されて、子どもたちの基礎学力がいっそう下がっていくおそれが強い。

米国も英国も、十年以上も前から子どもにしっかり勉強をさせ、試験を重視する政策をとっているのに、日本の教育改革は逆の方向に進もうとしている。

教育問題を深く考え続けている著者が、日本の教育に警告を発している。一生懸命に勉強することの価値が無にされているのが根本的な問題であるという。

そして、教育をまっとうなものにするために、大胆にいう。エリート教育のどこが悪い。管理教育でなぜ悪い。賞と罰で生徒をコントロールすべきだ。

長い目でみて何が本当にわが子のためなのか。子どもは権威に飢えているのであり、親がビシビシと子どもを鍛えるべきだ。(塾長)