学習塾のリソー教育、売り上げ83億円水増し

 東証1部上場の「リソー教育」(東京)による粉飾決算問題で、同社が設置した第三者委員会は10日、同社が過去6年間に売り上げを計約83億円水増ししていたとする調査結果を公表した。

証券取引等監視委員会は、金融商品取引法違反(有価証券報告書等の虚偽記載)で同社に課徴金を科すよう金融庁に勧告する方針。

 同社は学習塾「TOMAS(トーマス)」を首都圏で約70校、講師を派遣して個別指導を行う「名門会」を全国で約40校展開している。第三者委によると、トーマスでは、実際には行わなかった授業の講習料を返金せずに売り上げに計上。名門会でも、無料で行う「サービス授業」を通常の有料授業として計上していた。売り上げ目標達成のため、リソー教育の常務ら複数の幹部が不適切な会計処理を指示していたという。