10年振りという冷夏で、雨のそぼ降る中、明治座再開場十周年8月公園『3年B組金八先生 夏休みの宿題』(夜の部)を観覧。

冒頭、本を万引きする場面から始まる、「盗み」をテーマとした舞台。

今年1月、本屋で万引きして捕まった少年が逃走し、遮断機の下りた踏切内に突入、折悪しく進入してきた列車に轢かれて死亡するという事件があった。その店主には、当初、非難のはがきや嫌がらせが殺到した。その店主が店を閉めると、今度は店主を励ます葉書が殺到したそうである。店主は店を再開したが、その後も万引きが収まらず、万引き犯を注意することに戸惑いを感じた店主は再び店を閉じてしまった。新聞でも報道され、ご存知の方も多いはずだ。初めて舞台化された金八先生は、こうしたタイムリーなテーマに取り組んだ意欲作である。

舞台は、万引きをした少年と、万引きをしたことのある少年・少女、万引き犯を捕まえた店主(淡島千景)を中心に展開する。金八は云う、盗むなら値段のないものを盗め、盗んでも恨まれないもの--むしろ盗んで感謝されるもの--を盗め、と。そのココロはぜひ実際に舞台をご覧いただいて知っていただきたい。

第2部は、「桜中学文化祭」と称して、海援隊による演奏会。武田鉄矢さんの語りは期待通りの面白さで、教育的な面からも、同感できる話も多く、日本中の”狂”育熱心な親全員に聴いて欲しいと思った。

終了後、居酒屋で武田鉄矢さんとお話をして、プログラム(3-Bの鉛筆2本と感想文用原稿用紙付で1500円)にサインを貰ってきた。実物は教室にあるので、ご覧になりたい方は塾長まで、ご遠慮なく。

会社休んでも、学校休んでも、塾休んでも、観る価値あり!
詳細は 明治座8月公演「3年B組金八先生 夏休みの宿題」