2004年から111万円増

 高校入学から大学卒業までに必要な学費が子ども1人当たり1000万円を超えることが、日本政策金融公庫(東京)の調査でわかった。

 調査は、「国の教育ローン」を貸し付けている同公庫が2013年7月に実施。教育ローンを利用した約2万2000世帯に調査票を送付し、4942世帯から回答を得た。

 回答を基に、同公庫が入学費用や在学費用を累計したところ、子ども1人当たりの学費は高校で344・6万円、大学で711・2万円となり、高校入学から大学卒業までに1055・8万円かかることがわかった。04年調査では944万円だった。

 世帯年収の平均は552・6万円で、12年に比べて5・2万円減。子どもが2人いる世帯では世帯年収に占める学費割合が40・1%となり、比較可能な過去7年分の調査で最高となった。

 教育ローン以外での教育費の捻出方法を複数回答で聞いたところ、「奨学金を受けている」(60%)、「節約」(56%)、「子ども本人がアルバイト」(41%)が上位を占め、子ども本人が教育費を工面するため努力している様子が浮かび上がった。

 「国の教育ローン」は、低所得者でも利用しやすいよう、民間の金融機関に比べて利用要件が緩やかに設定されている。年間の利用は11万件に上り、その約1割を母子家庭世帯が占める。

2014年1月30日  読売新聞)