LDという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

LDは学習障碍と呼ばれる障碍で、

2005年度からの「発達障碍者支援法」の施行により、

今まで支援の対象とならなかった、LDやADHD(注意欠陥多動性障碍)

といった障碍に対して、国や自治体が支援の責任があるものとされました。

 学校教師(特に小学校教師)であれば、知って当たり前のことのようですが、

一般的には、あまり知られていないと思われます。また、名前は知っていても、

実際そういった子を、始めて目の当たりにすると、多くの方は驚きを覚えると思います。

 統計データではありませんが、ある話では、学校内の生徒の1割くらいは、

LDではないか、といわれるくらいですので、実際はかなり身近ではないかと思われます。

 

 ここでは、LDの子は、どういった行動をするのか、ということから記載します。

 まず、LDは、学習障碍と言う名の通り、学習に関することに対して、

困難さがあります。学習に関することとは、

「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といったことです。

これらのことが、身に付くのが比較的遅くなりがちなので、国語の作文を書く時間や、

算数で計算する時間に、どうしたらいいかがわからず、なにもしなかったり、

人にちょっかいを出してしまう傾向があるようです。また、言いたいことを、

筋を通して、うまく話せなかったり、聞いたことをうまく覚えられない

うまく理解できない、といったことがあるようです。

 このように挙げてみますと、どれも「そう言えば、

自分が小学生の頃にもそういう子がいたかも知れない。」と思えたり、

「自分も文を書くのは苦手」「自分も計算は苦手」と思えることもあるので、

障碍そのものは、あまり特別なことではないかも知れません。

 

 ただし、傾向としては強くあるので、人によっては「なまけている」「ふざけている」

というように感じられることもあると思われます。

 LDの子どもへの対応について、細かいことは、いずれお伝えしたいと思いますが、

総じて考えますと、相手に対する「思いやり」が一番なのだと思います。

聞き取りにくいようであれば、ゆっくり話す、

数字が苦手のようであれば、絵を使って教える、などです。