最近、「百ます計算」が話題である。きっかけは、陰山英男・広島県尾道市立土堂小学校長が出版した『陰山メソッド 徹底反復「百ます計算」』(小学館)で、発行部数は120万部を突破したという。「百ます敬作」とは「表の上段と左列に10個ずつ数字を並べ、足したり掛けたり引いたりして100個のますを埋めるドリル」である。 この「百ます計算」は、各地の学校でも取り入れるところが増えているようだが、一方で、機械的な計算の反復を批判する声もある(asahi.com 1/24の記事を参照)。どちらの言い分も理解できるところがあるが、思うに、大事なことは、子どもの動機次第ということではないか。評判を聞いた親が買い与えて、子どもに無理矢理やらせたところで、期待した成果は上がらないものである。逆に、子どもなりの動機をもって取り組めば、別に「百ます」でなくとも、相応の成果は上がるものだ。