保護者からのメール

先生、いつも娘がお世話になっております。

昨年の今頃、早生まれでマイペースな娘の入学準備に不安を覚え、伸孝学園に入りました。
娘は、成長の早いお友達の中で、何をやってものんびり、興味を持つことも違っていて、自分の世界でふわふわしているような子。

少しずつ課題が与えられていた年中の終わりに、気付けばピアニカや縄跳びで「できましたシール」が一つもついていませんでした。

年少、年中と、お友達から「どうしてSちゃんはできないの?」と言われることも複数回あり、親としては自力で乗り越えてほしいと思っていましたが、知らないうちに私も他の子供と比べて焦ってしまう始末。

娘は傷ついていたんですね。

たった5歳なのに、気付けば自己肯定感の低い、積極性のない子に。
わらにもすがる思いで自宅からかなり距離のある伸孝学園にうかがった時、先生に叱られました。

親がジタバタしてどうする、親が子供を不安にさせてどうすると。

それと同時に、娘が自分の世界を持っていることを認めていただき、嬉しくて涙が出ました。

伸孝学園では、もじ・かず・ちえと言われる分野にとどまらず、宇宙博などの情報をいただいたり、家族で学びに取り組むきっかけをいただいたりもしましたね。

娘は幼稚園の夏の思い出に、宇宙博で見てきたものを書いたんですよ。

「せいうん」「かせい」「キュリオシティ(火星探査機の名前)」など…。

子供はちゃんと見ているんだと実感し、無料の植物園やチャリティコンサート、ちょっと背伸びして大人向けの美術館にも足を運ぶようになりました。
2学期に入った頃でしょうか。

幼稚園の先生からも習い事のプールの先生からも、「できない」と言うことがなくなったと聞きました。

そして、2学期の終わりには「やりたい」「難しいかもしれないけれどやってみる」と様々な場面で自分から言うようになり、とてもお姉さんになったと言っていただきました。
既に自信を失っている娘を、このまま小学校に入学させるのが怖くて先生を頼りましたが、正解だったと実感中です。

早生まれでも最初から問題なくやれる子もいますが、そうでない子もいて、娘のような子にはちょっとした後押しが必要なのですね。

娘は言葉と文字に強く興味を示し、漢字やことわざ、反対語、英語も好きなようです。

楽しく学び、自分を好きになって、強く優しい人になってほしいと願っています。
小学生になりましても、5月ごろより引き続き娘をよろしくお願いいたします。

また親として至らないところは努力いたしますので、どうぞご指摘くださいますようお願いいたします。
1年間のお礼かたがたご報告まで。

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