和歌山県教委は新年度から、英語を担当する公立中学・高校の全教諭約300人に、国際的な英語能力試験「TOEIC」を受験するよう求める。全国でも珍しく、文部科学省国際教育課の担当者は「聞いたことがない」という。
県教委学校指導課によると、国の方針で授業中の英語によるコミュニケーションを求められていることから、指導力向上をめざして受験料(1人4155円)を県費で賄うことにした。英語教諭に4年間に1度、TOEICを受験させるほか、受験前に授業改善のための研修も4日間(計14時間)受けさせる。
同課によると、英検準1級か同水準の資格検定試験の点数を取得している県内の英語教諭は中学で23%(全国平均28%)で全国36位。高校では36%(同53%)で同44位で、英語力向上が課題とされていた。担当者は「教員の指導力を高め、子どもの英語力向上を図りたい」としている。(