ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)が科学の道を志すきっかけの一つとなった英国の科学者マイケル・ファラデーの著書「ロウソクの科学」が人気を博している。

 アマゾンの「科学読み物」のカテゴリーで角川文庫版がベストセラーになるなど、品薄状態が続いており、出版社は重版を急いでいる。
 ロウソクの科学は「電磁気学の父」と言われたファラデーが1860~61年に、英国の王立研究所で行った講演内容をまとめた書籍。ロウソクが燃焼する現象をもとに、炎の構造や空気の性質などを説明している。大隅さんは、小学生時代、兄・和雄さん(84)からプレゼントされ、科学に興味を持ったという。