私が伸孝学園に入ったのは、小学校4年生の時だった。かれこれ9年間通い続けたことになる。小学校からそのまま上にあがれる学校だったため、学校の授業に遅れない程度に勉強すればいいと思っていた。幼い頃からピアノ、ヴァイオリン、テニス、水泳といろいろやっていたため、勉強の優先順位は限りなく低かった。週に一、二回しか塾に通わなかったが、春期、夏期、冬期の講習には積極的に参加した。その成果もあってか学校の成績には満足だった。結局高3の夏までピアノとテニスは続け、大学受験を意識しはじめたのも高3になってから、と遅かった。伸孝学園の真価がわかったのは、この時からである。受験のスタートから遅れ、そのくせ難関校を目指した私は、数学は基礎から、そして英語も国語も並行してやるハメになった。はじめのうちは思うようにならなくて焦るばかりだったが、苦手なところを一つ一つ埋めていくというやり方のおかげで少しずつ自信がついた。そのおかげであまり緊張することなく本番に臨めた。そして無事合格することができた。長いこと伸孝学園に通っていて、塾長に「長いこと通えばこの塾の価値がわかるよ」と言われ続け、半信半疑で聞いていたが、その言葉は正しかった。やりたいことをすべてやってきて、現役合格ができたことがなによりの証明だ。